COPD

肺の生活習慣病  COPD  

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、気管支や慢性的な炎症が起こり呼吸が低下する病気の総称で、従来の「肺気腫」や「慢性気管支炎」をまとめて呼ぶものです。日本では530万以上の患者がいると推定されています。

その息切れ、大丈夫?

COPDの主な症状は、咳や痰、階段や坂道歩行といった運動時の息切れなどです。ありふれた症状であるため初期は見逃されがちです。そのまま放置すると、長い年月のうちに進行し、呼吸機能の低下が進み、呼吸不全や心不全といった命に関わる状態に陥ることもあります。主な原因は習慣的な喫煙で、患者の90%以上が喫煙者です。

こんな症状ありませんか?

① カゼでもないのに咳がでる

② カゼでもないのに痰がでる

④ 40歳以上である

⑤ 現在タバコを吸っている、または以前吸っていた

治療の第一歩は禁煙

現在のところ、COPDを根本的に治す治療法はありません。しかし、早期に発見し治療を開始すれば、呼吸機能の低下を食い止められ、健康な人と変わらない生活を続けることができます。治療の基本となる最も効果的な方法は禁煙です。禁煙2年以内に、呼吸機能の減少程度が非喫煙者とほぼ同じになります。そのうえで、重度症に応じて、症状を軽減させる薬物療法やリハビリテーションを加えることで呼吸機能は大きく改善します。さらにインフルエンザや肺炎などの呼吸器感染症を予防するワクチン接種もCOPDの増悪(冬期等にみられる悪化)の抑制に有効です。COPDの予防と治療には、何よりも禁煙を心がけてください(健保ニュースより)。H184月から禁煙治療が「ニコチン依存症」健康保険の給付の対象となりました。

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